最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 う……やっぱり、そうしたほうが良いよね。

 今は登校時間だから、人もたくさん通る。

 こんなところで突っ立ってる訳にもいかないから、私はその言葉に大きく頷いた。

「はい。じゃあ、お邪魔しますっ……。」




 来るのは三回目くらいになる、Anarchy室。

 相変わらずの綺麗でシックなお部屋で、少しだけ縮こまってしまう。

「元宮、殺戮魔術のやつはだいじょう……って、何でZenithの奴らもいんだよ。」

「お、おはようございます、翔葉さん!Zenithの皆さんは、私が連れてきたんです……。」

 お世話になった皆さんには、全てを話さなければいけない。

 だからZenithの皆さんも、ここに連れてきたんだ。

 私が急いでそう言って、翔葉さんに謝罪する。

 別組織の人を連れてくるのは、ダメな事だったかな……。

 しゅんと肩を落とし、視線を下に動かす。

 翔葉さんは呆れたようにため息を吐くも、渋々といった様子で了承してくれた。

「そういう事だったら、仕方ないか。」

「あ、ありがとうございますっ……!」