最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 ど、どうして降りてきたんだろう……?

 いつもは教室内にいるのに……もしかして、用事があるとか?

 悶々とそう考えて唸っていると、今度は背後から風羽さんの声が飛んできた。

「神菜……っ!」

 大きな透き通るような声で名前を呼ばれ、肩を大きく揺らしてしまう。

 び、びっくり、したっ……。

 みんな、人を呼ぶ時は大きな声を出すしきたりとかがあったり……?

 ……って、そんなわけないか。

 心の中で自問自答をしてから、視線を風羽さんのほうに向ける。

 あっ、咲空さんたちも一緒だっ……!

 視線を動かすと同時にZenithの皆さんの姿が視界に入る。

 だけど皆さん、私を見ると心配そうな表情を浮かべた。

 その様子を見て、どれだけ皆さんに迷惑をかけてしまったかが計り知れる。

 自分が思っている以上に、迷惑をかけてしまったみたい……。

 でも、それもそうだ。あれだけの騒動を起こしたんだから。

 皆さんには騒動が起きる前からお世話になっていたから、余計に心臓が痛む。

 一回、ちゃんとお話ししなきゃ……。