最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

「おはよう、神菜。」

 近くに新さんが待っていてくれたらしく、そんな声が聞こえてくる。

 あっ、新さんっ……!

 慌てて声のほうを見て、私は噛みそうになりがらも新さんに尋ねた。

「新さん、この車はっ……!?」

 そう、私の目の前にあった驚く光景。

 それは……先日私を家まで送ってくれた、車があったから。

 いま改めてみてみるとその車は思っている何倍も大きくて、お金持ちの人が持っているような車。

 黒塗りでかっこよくて、見るのさえもおこがましいと思ってしまいそう。

 な、何でここに……!?

 朝からこんな豪華な車を見るなんて思ってなかったから、瞬きを何度もしてしまう。

 そんな私に新さんは、当たり前だといったようにこう言ってのけた。

「もしかすると外部に神菜の情報が洩れているかもしれない。だから念の為、車で送迎させてもらえないだろうか?」

 真剣な瞳でさらっと言った新さんに、思わず動きを止めてしまう。

 そこまで、考えてくれて……?

 新さんは出会った当初から、こうやって私の不安を消してくれる。