最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 私の言葉に新さんはいつも通りの笑みを浮かべ、私のところまで来てくれた。

 毎日見ている光景なのに、何故か頬が緩んでしまう。

 新さんを意識しているからなのかは分からないけど、新さんの姿を見たら少し不安が飛んでいった。

 ふふっ、恋の力って凄いっ……。

「おはよう。神菜、大丈夫なのか?昨日の今日なのに、学校を休んでも良いんだぞ。」

 心配してくれている新さんはそう言ってくれるけど、私は首を左右に振った。

 ううん、こんな事で逃げ出しちゃダメだから。

 私ももう少し精神を鍛えなきゃいけないし、これくらいで動じてたらこの先が思いやられる。

 新さんの気持ちはすっごく嬉しい。できる事なら甘えたいくらい。

 だけど私は、大丈夫だから。

「いえ、私は大丈夫ですっ。心配してくださってありがとうございます。」

「そうか。だが心配だから今日からは、昼休憩にAnarchy室に来ないか?」

「え?」

 大丈夫だといったけど、新さんはまだ心配そう。

 少し暗い声で言われたその言葉に、私は思わず聞き返してしまった。