最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

「まだ信じられない!あの地味子が元宮神菜だったって……。」

「マジで可愛かったんだけど!魔族のあたしたちより可愛かったよね!」

 ……うるさい。

 神菜の名前をそう易々と呼ばないでほしい。

 僕はもうこれ以上この場にいたくなくて、そっと離れた。



 学園は一旦、明日は休校になったらしい。

 父さんからそう聞かされ、自分の部屋に閉じこもって後悔の念に襲われる。

 こんな事して、ただで生きられるとは思わない。

 神菜はもう気付いているはず。あの守護ストーンを壊したんだから。

 父さんも勘が良いから、気付くのも時間の問題な気がしている。

 そうしたら僕は……勘当どころじゃ済まない。

 殺戮魔術は下手すれば、世界丸ごと破壊してしまう恐れがある。

 そんなものを発動させてしまったんだから、僕に生きる価値はない。

 恋は盲目って言うけれど、ここまでだとは考えてなかった。

 あの魔導書は急いで焼却処分をした。これで同じ過ちをする奴は現れないだろう。

 だけれど僕は……これからどうして生きていけばいいんだ。