最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 今すぐ僕を消したくてたまらない、なんて言う視線。

 ……神々さえいなければ、良かったのかもしれないのに。

 その時はそう思ったけど、どうせ魔術を仕掛けているから大丈夫だ。

 大丈夫……なはずだ。

 ……大丈夫、なはずだった。



「あれ、殺戮魔術らしいぞ!」

 一人の生徒が上げた大きな声で、僕は目の前の光景を信じなければならなくなった。

 何で、どういう事……っ。

 目の前には大きな渦を描いている、竜巻のような魔術が。

 まさか、もしかして……。

 僕はある一つの可能性だけを信じ、あの魔導書を探して開く。

 確かこの魔導書に、願いを叶える召喚術が書いてあったはず……っ。

 そのページを開き、急いで解除法を探す。

 だけれどその瞬間、そのページが焼かれるように上塗りされた。

 散り散りになったページの代わりに現れた、最悪なもの。

「カモフラージュ、だったのか……っ!」

 僕の目の前に現れた、信じたくもない代物。

 ……殺戮魔術の、召喚方法。

 手順は僕が行ったものと全く同じ。