最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 神菜が編入してきた時、僕は舞い上がってしまいそうなほど嬉しかった。

「元宮神菜です。よろしくお願いします。」

 初々しくて、いじらしい神菜。

 僕と過去に会っている事を忘れている様子だったけど、別に大した問題じゃない。

 やっぱり神菜は、可愛すぎる。

 変装をしてどこからどう見ても地味子だけれど、可愛さが隠しきれていない。

 一回惚れてるのに、また惚れてしまう。

「ふふっ、こちらこそ、ですよ。」

 あの時、よく平静を保てたなって思った。

 可愛すぎる神菜を見て、頑張った自分を褒めたいまでに。

 あぁもう本当に、大好きだ。

 どうしようもない感情ばかりが出てきて、自分でも処理の仕方が分からなかった。

 でもこれで……ようやく、悲願が叶う。

 あの事件が起こるまでは、そう信じてやまなかった。



「何をしている。」

 あの時、僕の作戦が全て崩れたと言っても良かった。

 僕が来栖の行動に勘づかなった事や講堂に来るのが遅くなった事も、原因だったけど。

 まさか、神々に神菜を取られるとは……全く持って予想していなかった。