最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 だけど創さんの好意は……凄く怖かった。

 こんな事思うなんて創さんに失礼だけど、この一件で創さんのことが苦手になってしまった。

 どうしよう、こんなのじゃダメなのに……。

 結局自分は弱いままの人間で、大きな物事一つで躓いてしまう。

 でも……頑張らなくちゃ。

 自分で何とかできる事はどうにかしないといけないし、これまでもそうやって頑張ってきた。

 魔術師の仕事のほうが、大変な事はたくさんあったもんねっ……。

 生徒会を休んで皆さんに迷惑をかけるわけにもいかないから、弱音を吐いている場合じゃない。

「よしっ、頑張るぞっ!」

 私は一人の空間で拳を作って、大きく意気込んだ。



「新さん、おはようございますっ!」

 暗い気持ちを悟られないよう、できるだけ元気な声で挨拶をする。

 毎日で慣れてるとはいえ、創さんの事があったから平常心ではいられない。

 だけどいつまでも引きずっててもそれはそれでダメだから、ちゃんと割り切ろう。

 これくらいの恐怖、今までも体験してきたから……。