最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

『そう、ですか。』

 当時はそんな素っ気ない返事しかできなかった事を、今でも後悔している。

 もう少し愛想良くしておけば、好印象だっただろうな。

 過ぎた事を言っても仕方ないけれど、心の中に残り続けている。

 そしてその日を境にして、神菜のことが頭から離れなくなった。

 可愛らしい笑みが張り付いて離れなくて、決心をした。

 ――絶対に神菜を、ものにしてみせる。

 だから僕は、まず神菜を月魔城学園に編入させる事を考えていた。

 同じ学校になれば、接点も自然とできるはずだ。

 だけど最悪な事に、神菜と会った日以来、神菜と会える事が難しくなっていた。

 二年ほど待ってようやく、政府に問い合わせることができた。

 やっと、か……。

 でもその時も、神菜は情緒が不安定で編入は難しいと言われてしまった。

 その言葉を聞いて僕は、神菜のことを徹底的に調べつくした。

 そしてその結果に、神菜の壮絶な過去を見る事ができた。

 神菜は昔、普通の人間に危害を加えた事がある……と。