初めて会った時、神菜はそう言って可憐に微笑んでくれた。
セミロングで薄桃色と白の髪をはためさせながら、にっこりと。
だけどその時は、まだどうとも思ってなかった。
確かに見た目は可愛いが、中身が最悪なら関わる筋合いはない。
そんな事を思いながら、父さんの計らいで神菜と二人きりになってしまった。
施設の中庭を二人で歩いたけど、僕は自分から話そうとはしなかった。
何が好きで、こんな人間と一緒にいなければならないのか。
悪態を吐きながら、無邪気にはしゃいでいる神菜を横目で眺める。
道端にある小さな花に見惚れ、大きな快晴を笑顔で見つめている神菜。
『創さん、私、あなたみたいな人と関わるなんてなかったので嬉しいです。来てくれてありがとうございますっ!』
神菜の言葉は、今でも一言一句でも忘れない。
僕はその瞬間に呆気なく、恋に落ちてしまったから。
人間なんてって思ってたけれど、神菜をどうにかして僕のものにしたい。
……僕だけの、ものに。
誰の目にも触れないように、他人が知らないところへと神菜を閉じ込めてしまいたい。
セミロングで薄桃色と白の髪をはためさせながら、にっこりと。
だけどその時は、まだどうとも思ってなかった。
確かに見た目は可愛いが、中身が最悪なら関わる筋合いはない。
そんな事を思いながら、父さんの計らいで神菜と二人きりになってしまった。
施設の中庭を二人で歩いたけど、僕は自分から話そうとはしなかった。
何が好きで、こんな人間と一緒にいなければならないのか。
悪態を吐きながら、無邪気にはしゃいでいる神菜を横目で眺める。
道端にある小さな花に見惚れ、大きな快晴を笑顔で見つめている神菜。
『創さん、私、あなたみたいな人と関わるなんてなかったので嬉しいです。来てくれてありがとうございますっ!』
神菜の言葉は、今でも一言一句でも忘れない。
僕はその瞬間に呆気なく、恋に落ちてしまったから。
人間なんてって思ってたけれど、神菜をどうにかして僕のものにしたい。
……僕だけの、ものに。
誰の目にも触れないように、他人が知らないところへと神菜を閉じ込めてしまいたい。

