最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 そんな……私のほうが、何倍も幸せ者だ。

 新さんみたいな人に好きになってもらえて……凄く幸せ。

 だけど、不安が拭いきれたわけじゃなかった。

 明日から、どうしたら……。

 幸せな気持ちに満ちていたのに、考え出したら落ち込んでしまう。

 私は大騒動を起こした。取り返しがつかない、最悪な事を。

 罪悪感と後悔と申し訳なさばかりが入り混じって、呼吸が上手くできなくなりそう。

 それにこの事態は……政府にも話が行っていると思う。

 だから、明日からまともに生きれるかどうかわからない。

 みんなにももっと、迷惑をかけちゃいそうだ。

 もう十分かけてしまっているけど、それよりもっと。

 私は、やっぱりいないほうが良かったのかな……。

 新さんたちと出会わなければ、月魔城学園に行かなければ、みんなを巻き込まなくても良かったのかな。

 たらればばかりが浮かび、どんな感情なのか分からない涙を浮かべる。

「私、みんなに合わせる顔がないっ……。」

 私ってこんなに、泣き虫だったんだ。