最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 ……つもりだったけど、私がお願いをして一緒にいてもらう事になった。

 落ち着いてきたとは言ったけど、心の中は不安で溢れている。

 だからもう少しだけ……新さんと一緒にいたい。

「新さん、ごめんなさい。私のわがままなんかの為に……。」

 よくよく考えてみれば、新さんは良かったのかな。こんな私のわがままを聞いて。

 「大丈夫だ。」っていつもの微笑みで言ってくれた新さんを疑っているわけじゃないけど、無性にそう思う。

 私の部屋の中に新さんと一緒に入り、ソファに座るように勧める。

 でもいつものように座ったわけじゃなく、新さんの膝の上に座らされた。

 後ろから抱きしめられて、身動きを取れなくなる。

 この前もバックハグ……してもらったけど、恥ずかしさが拭えない。

 正面から抱きしめられるのとはまた違って、新さんの腕の中で大人しくする。

「わがままなんかじゃない。だからもっと、俺を頼って甘えてくれ。お前は人に甘える事を知らなさすぎる。」

「じゅ、十分甘えちゃってると思うんですけど……。」