最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 私も何か、新さんの為にしたい……。

 そうは思うけど、私なんかじゃ新さんの力になれないのが現状。

 それでも……私ができる事は、したい。

「神菜、歩けるか?」

「だ、大丈夫ですっ!翔葉さん、心配かけてごめんなさい。」

 送迎車に向かう前に、翔葉さんに謝罪する。

 ひと段落したら、みんなにも謝らないと……。

 それと……心配してくれて、嬉しかった。

 翔葉さんは感情が薄いのか分からないけど、まさか心配してくれてるだなんて……嬉しかったんだ。

 こんな事思うのは、不謹慎だって分かってるけど……。

「心配してくれて、ありがとうございますっ。」

「……あぁ。」

 翔葉さんは視線を外したまま、短い言葉を返してくれた。

 それでも翔葉さんの心配してくれている気持ちは伝わってきて、心が温まる感覚になる。

 本当に何から何まで、ありがとうございます。

 心の中でもう一度お礼を言ってから、私は新さんと一緒に送迎車まで向かった。



 家の前で車を止めてもらって、ここで新さんとお別れをする。