最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 神菜は驚いていたが、それが俺の理性のリミッターを壊してくる。

 きっと、俺が我慢できない男だからだろうけど。

 唇を離して神菜を見つめると、真っ赤にしている顔が視界に広がる。

「きゅ、急にキスは、ダメですっ……。」

 人差し指同士でバツ印を作り、そう言ってくる。

 だがそう言われても、可愛すぎる神菜が悪いんだ。

 ……可愛すぎるから、ダメだという言葉じゃ制止できない。

 神菜を引き寄せ、幸せの余韻に浸る。

 まさか願っていた事が、現実になるとは思っていなかった。

 ――もう、俺のだ。

「神菜、好きだ。愛している。」

 本当はこんな言葉じゃ表せないほど、お前に溺れている。

 もっともっと愛を伝えたくて、たまらない。

 神菜限定の甘い声で囁くと、神菜は恥ずかしそうに身をよじった。

 真っ赤な顔で俺を見つめてくるから、また理性が保てなくなりそうだ。

 その時、神菜が小さく呟いた。

「私の、ほうが……」

「ん?どうした?」

 何かを言いかけて、言葉を繋げる事をやめる。