最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 私はそう思ってしまい、ついこんな言葉を呟いた。

「あの、新さん……頭、撫でてくれませんか……?」

 新さんのほうを向いて、首を傾げてお願いする。

 いつもは頭撫でてくれるから、もうすっかり癖になっている。

 わがままな気もしたけど、新さんに甘えたかった。

 ダメ元で一応お願いしてみて、少しだけ下に視線を移す。

 だけどその瞬間に、新さんは私を自分の膝の上に乗せた。

「頭撫でるだけで良いのか?どうせなら……こっちのほうが良いだろ?」

「わっ……。」

 新さんはそう言いながら、後ろから優しく抱きしめてくれる。

 ふふっ、エスパーなのかな……新さんは。

 私のお願いを汲み取ってくれるなんて、大切に思われてるのかなって意識しちゃう。

「えへへっ、新さんにぎゅってされるの、私大好きですっ。」

 正確には新さんのことが大好きだけど、そんな恥ずかしい事言えない。

 人を好きになるって、こういう感じなんだ……。

 恋なんて初めての経験だから、どうすればいいかなんて分かるはずがない。