最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 政府の思うように、誘導されていたのかな……。

 政府の人がお父さんたちを話題に出したから、多分そうだと思う。

 ……私の扱い方が、バレてたんだ。

 でももう、これしか道が残っていないから今更どうにもできない。

 その日から正式に私は、政府との関係ができてしまった。



 あの後は病院から退院し、政府に用意された今の家に住む事になった。

 最初の内は心理カウンセラーの鈴香さんと一緒に住んでいた。

 完全に、お父さんたちのことが割り切れたわけじゃなかったから。

 それに、鈴香さんっていう理解者がいないと……また暴走を起こしそうだった。

 政府のお偉いさんたちは頑固な人ばかりだから、私とはあんまり馬が合わない。

 今となってはもう、諦めているけど。

 そうして生活をしていくとじきにメンタルが安定してきて、一人暮らしを始める事になった。

 そして……今に至っている。

 過去の出来事が頭の中に一気に流れてきて、一気に魔力量が増加する。

 私はまだ、あの時の事を割り切っていない。割り切ろうとしていない。