最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

『君は家族や親族をも巻き込んだ。君をあの家族から隔離する為に、私たちは来たんだ。』

『私が魔力を、使ったから……?』

『あぁ。』

 政府の人は淡々と言って、現状を突き付けてくる。

 そう、だよね……。私が騒ぎを起こしたんだ……。

 じゃあつまり、私は……。

『家族を守りたいのなら、私たち政府の人間になってくれ。』

 私が思っていた事を、政府の人はさらっと言ってしまう。

 だけどさっきよりは嫌だと、思わなかった。

 私がお父さんたちに危害を加えたのは本当だから、私はいないほうが良い。

 お父さんたちと距離を取るには、これしかないのか……。

 本当はお父さんたちと離れるなんて、すっごく嫌だ。

 ……でもそれよりも、お父さんとお母さんが酷い目に遭うのが嫌だった。

『……分かり、ました。』

『契約成立だ。この契約は君が自立できる年になるまでの間だ。』

 私はあっさりと首を縦に振り、政府との契約を結んだ。

 今思えば、この時からすでに政府の手の上で躍らされていた。