最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 鍵はちゃんと閉めていて警戒もしていたのに、親戚たちは暴力を奮ってくる為に家に来た。

 それは、私が親戚の元に行った時だって同じ。

 毎回殴られたり蹴られたり、痛い事をされる。

 ストレス発散なのか、私が気に食わないのかは今でも分からない。

『魔力を持ってる子なんて気持ち悪い。どうして生まれてきたのかしら。』

『本当におかしい~。あたしたちみたいな普通の人間じゃないから、こうなってるんだよ。』

 親戚の同じくらいの子にも毒を吐かれ、きゅっと心臓が締め付けられる。

 私だって、持ちたくて持ったわけじゃない。

 私だって、普通の女の子として生きたい。

 何で違うだけで、酷い事するの……。

 つけられた傷は見えないくらいのもので、結局両親に言う事はできなかった。

 親戚は私の大事な存在が両親だと知っていたから、天秤にかけられる事もあった。

『もしあの子たちにチクったら、あの子たちにあんたより酷い事するからね。』

『やめて、ください……っ!』

 何度そう泣いて叫んで縋ったか、覚えていない。