最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 勝手に暴れられちゃ、私には対処のしようがない。

 それどころか、私は何も手が出せない。

 そして次の瞬間、私の周りは暗闇に包まれた。

 視界が真っ暗になったわけじゃなく、物理的に真っ暗になる。

 魔力が私の体の中から出てきて、好き勝手してる……っ。

 そう理解するのには時間はかからなかったけど、この状態になればもう制御が効かない。

 外からの干渉がない限り、私は永遠にこのまま。

 ……そして最悪な事に、外にいる人たちに勝手に危害を加えてしまう。

 ペンダントを急いで確認し、私はさらに言葉を失ってしまった。

 ……真っ赤に、染まっている。

 透明さが分からないほどペンダントは真っ赤になっていて、危険信号を表していた。

 どうして、いつもこうなるんだろう。

 ――正真正銘の、“暴走”を私は起こしてしまった。