最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 これだけ大きな殺戮魔術なんだったら、もう少し大きいと思ってたのに……。

 そう思いながらもゆっくり、その核に触れる。

「痛っ……。」

 その瞬間に電流がバチッと思いっきり走り、思わず顔を歪める。

 結構厳重に管理されてる……でも、ここで引くわけにはいかない。

 私は強引に核を両手に収め、自分の中にあるありったけの魔力を流す。

 イメージしながら核へと流す度に、脱力感に襲われる。

 意識が、はっきりしない……。

 私の体は魔力がないとバランスが保てないようになっているから、魔力がなくなると当然しんどくなる。

 それでも屈せずに、これでもかと流し込める。

 このまま魔力を流していったら、上手い具合に核が破壊されるはず。

 それを望んで、自分の体が警告をしているのにも関わらずに魔力流しを続ける。

 渦の中に入っているせいで、風が体のいたるところに当たる。

 風圧も強いから、ところどころが掠り始めた。

 痛いけど……これくらい、何ともない……。

 風羽さんや天さんたちは、私が決断するまで粘ってくれた。戦ってくれた。