最強さんは魔術少女を溺愛したい。⑤ ~最強さんの最大級溺愛は留まらない~

 ……早めに片付けなきゃ。

 変装セットを使い魔に預け、私は魔術を発動させる。

 動いていた風羽さんたちは、さっき一瞬様子を見たけどかなりの重傷だった。

 だから回復魔術と治癒魔術を併用して、今休んでもらっているところ。

 ここからは私が、決着をつける。

 この殺戮魔術の弱点は、渦の中にある核だ。

 魔力を流すしか倒す方法はないけど、被害を少なくするには早めに核に魔力を流す必要がある。

 ……よし。

 この渦の中に入ったら、無事に戻れる方法はない。

 だけどみんなを危険に晒すくらいなら、私一人でいい。

 私は自分自身をそう励ましながら、覚悟を決めて渦の中へと飛び込んだ。



 流石渦の中、真っ黒だ……。

 中に入ってから第一の感想は、率直に思った事だった。

 呑気にできる場合じゃないけど、少しだけ観察をする。

「核って……あれ、だよね。」

 そしてやっと……核を見つけることができた。

 七色に光っている宝石みたいなもので、両手サイズの大きさ。

 意外と核は大きくないんだ……。