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「フローラ久しぶりね。元気にしてた?」

「オフィーリアお姉様、お久しぶりです。お元気そうでよかったですわ!今日は、急に訪ねてきてしまってごめんなさい…」

翌日、早速私は行動に移していた。

まずは、一番上の姉、オフィーリアを訪ね、昨日の唐突な婚約発表について話をする。

「…まぁ!お父様が?それはまた…急な話ね…」


私の話を聞いて、オフィーリアお姉様は、目を見開いて驚いていた。


「お姉様も知らなかったのですね…?」


「えぇ。私は聞かされてないわ。アイラもきっとそうでしょうね…」


「オフィーリアお姉様に話が言ってなかったら、きっとアイラお姉様も知らないでしょうね」

オフィーリアお姉様の口から、二番目のアイラお姉様の名前が出て、私も小さく頷いた。