「もちろん、緊張はしてたんですよ。
 でもなんていうか……一緒にいると、妙に落ち着いて。

 この人といると、リラックスできるな~って最初から思ってたんです」

 堀様が前にいたときよりも少し恥ずかしそうに言うあかりに、ちょっと満足して。

「……うん、そうか」
とだけ言って微笑み、三人で暮らす家に帰った。