確信してしまったぁあ!

てか、親友自慢えぐ。

大好きかよ…、鼻高くすんな??

白けた顔をしていたら、めっちゃ
怒られた。
 
「お前なぁ、もっと興味持って聞けよ!」

自分から自慢始めたくせに理不尽である。

『…だって、私と頼人友達だもん』

興味はあるし、頼人が王子さながらに
カッコいいことも死ぬほどわかる。

しかし、コイツから聞いたところで
既にわかりきってることですし…。

澄ました顔で言ったら、和は「はぁっ!?」と叫んでいた。

「何でお前と頼人が友達なんだよ!」

いや、そんなこと私に言われましても。

和は、まさか頼人経由で近づいてんの?
とあらぬ疑いをかけてくる始末。

…ちょっと待ってもらってもよろしくて?

あのね、私だって和と頼人との繋がりは
知らなかったわけよ。

つまり、疑われるのは、心外なわけ。

『誤解してるところ悪いけど。

 私は中学の頃、頼人に話しかけられて
 仲良くなったから。

 アンタのことなんて、アウトオブ眼中
 なのよ』

「そこまで言わなくてもよくね…?」