『私、貴方とお友達になりたくて』
「…友達?
俺が組の若頭だって知ってて
言ってんの?」
友達宣言に、あからさまに顔をしかめた
古立君。
いや、どうせ(強制的に)友達になるんだし
和でいっか。
前までは、友達ごっこは仕事に入ってない
とか何とか言ってたけど、逆転だね。
「…顔とか地位とかが目的なら、
止めておいたほうが身のためだぞ」
何かを諦めたみたいに真っ黒な瞳をして、
低い声で忠告してくれる和。
いや、いい子か。
わざわざ、そんな止めに来るか?普通。
騙し甲斐がありそうな鴨が来たぞ…って
しめしめと思うんじゃないのかよ。
実は、そんな悪い奴じゃなかったり?
私と同じように何か薄暗いものでも
抱えているように感じた。
まぁ、そうじゃないと、真っ当じゃない
世界にいるわけないよね。
彼は、本当に組に居くているんだろうか?
真相は、きっと和にしかわからない。
…けど、どんな事情があれ、真実があれ、
私が和に近づかない理由にはなるまい。
私は、ソウ君のために、和と仲良くなる
んだ。
「…友達?
俺が組の若頭だって知ってて
言ってんの?」
友達宣言に、あからさまに顔をしかめた
古立君。
いや、どうせ(強制的に)友達になるんだし
和でいっか。
前までは、友達ごっこは仕事に入ってない
とか何とか言ってたけど、逆転だね。
「…顔とか地位とかが目的なら、
止めておいたほうが身のためだぞ」
何かを諦めたみたいに真っ黒な瞳をして、
低い声で忠告してくれる和。
いや、いい子か。
わざわざ、そんな止めに来るか?普通。
騙し甲斐がありそうな鴨が来たぞ…って
しめしめと思うんじゃないのかよ。
実は、そんな悪い奴じゃなかったり?
私と同じように何か薄暗いものでも
抱えているように感じた。
まぁ、そうじゃないと、真っ当じゃない
世界にいるわけないよね。
彼は、本当に組に居くているんだろうか?
真相は、きっと和にしかわからない。
…けど、どんな事情があれ、真実があれ、
私が和に近づかない理由にはなるまい。
私は、ソウ君のために、和と仲良くなる
んだ。



