ー…抗争まで、あと5日。
次の日以降、葵達が家に入り浸るようになった。
「あーや、何考えてるの」
『…ん?』
ガバっと後ろから抱きつかれる。
今日は、男の子バージョンの桃李さん。
男の格好でも、キラキラしていて天使そのもの。
…私が考えていることと言えば、ただ一つ。
…和を、助け出す方法。
ボーッとしていたからか、桃李さんは心配そうに私の首元に腕を回し、頭に頬ずりしてくる。
…猫みたい。
『…ちょっと、ね』
ソウ君は、私を家から出さないように、葵達を監視につかせている。
…卑怯だよね。
私がこの人達を裏切るのが難しいことを知ってて、近くに置くなんて。
…どう転んでも、誰かを傷つけてしまう。
「ずっと家の中にいるからね。
どこか行く?」
「おい、桃李離れろ」
「俺もハグする〜」
「させるか」
葵と由宇と時雨もいる。
いや、どんだけ厳重なんだ。



