ソウ君は、顔を歪めて苦しそうに言った。
「…っ、俺は、お前の兄でいたら駄目なんだ。
そんな資格、とっくに持ってないんだよ…」
自分を責めるような言い方に、胸が締め付けられた。
そして、確信した。
ソウ君は、…やっぱり優しい人だ。
資格なんて、そんなの。
『…そんなの、知らないよ。
資格も何も、お兄ちゃんはお兄ちゃんでしょ!』
涙を振って、叫んだ。
お兄ちゃんは、確かに私のこと傷つけたよ。
私を絶望の底へ、叩き落したよ。
でも、私は…ソウ君に救われたんだ。
ソウ君に出会ったあの日、あの時、救われたんだよ…。
ソウ君は、首をフルフルと横に振って子供みたいに認めようとしなかった。
悲しみと傷つきで満ちたその表情は、見ていて辛かった。
言いたいこと、いっぱいあるよ。
あの日、どうして私を捨てたのか聞きたいよ。
…でも。
まだ、その時じゃない。
すべてが、終わるまでー…。
「…彩羽、いいな。
くれぐれも、家から出るな。
葵達に付いていてもらう」
声を落として、ソウ君は私から離れていく。
「…っ、俺は、お前の兄でいたら駄目なんだ。
そんな資格、とっくに持ってないんだよ…」
自分を責めるような言い方に、胸が締め付けられた。
そして、確信した。
ソウ君は、…やっぱり優しい人だ。
資格なんて、そんなの。
『…そんなの、知らないよ。
資格も何も、お兄ちゃんはお兄ちゃんでしょ!』
涙を振って、叫んだ。
お兄ちゃんは、確かに私のこと傷つけたよ。
私を絶望の底へ、叩き落したよ。
でも、私は…ソウ君に救われたんだ。
ソウ君に出会ったあの日、あの時、救われたんだよ…。
ソウ君は、首をフルフルと横に振って子供みたいに認めようとしなかった。
悲しみと傷つきで満ちたその表情は、見ていて辛かった。
言いたいこと、いっぱいあるよ。
あの日、どうして私を捨てたのか聞きたいよ。
…でも。
まだ、その時じゃない。
すべてが、終わるまでー…。
「…彩羽、いいな。
くれぐれも、家から出るな。
葵達に付いていてもらう」
声を落として、ソウ君は私から離れていく。



