このキョーダイ、じつはワケありでして。





「最終的には俺も出るから、やれるだけお願い」


「…出てくれたことなんか1度たりともありませんけどね」


「だっていつもそこまでにはならな───おおっと、さっすが」



先輩が言い終わらないうちに構えながらも摺り足、射止めた金髪に迷わず上段まわし蹴りをお見舞いすれば。

「ぐはあっ…!!」と、モロ食らってくれたひとりは再起不能となる。



「そこに居られたら間違えてあなたを蹴るかもですよ、ジャマ先輩」


「…相変わらず惚れ惚れするよ、その蹴り技。ついでに俺は志摩センパイね?」


「邪魔センパイ」


「志摩センパイだって。てか、ありがたいんだけどさすがにパンツ見えちゃうから制服のときは蹴り技ナシ」



短パン履いてるから問題ないです。

共学なんかパンツ見放題だから私がむやみやたらに手をかけないためにと、これも尊敬する彼に言われたこと。