と、気づいたら、学校の校門の真ん前まで来ていた。

わたしが通っているのは、流星群私立高校(りゅうせいぐんしりつこうこう)

高校一年生なんだけど、まだ高校生になってから二日目。

最近、あったかくなるのが早いから……桜はもう散りかけてしまっている。

ここに来るのは、説明会と昨日と……今日で、三回目だった。

なのに、気づいたらここまで来てるって……。

自分自身に、あははと乾ききった笑いが出た。

気を付けないと、ちょっと……うん、まあ……。

校門を通り過ぎて、校舎に向かう。

なんだか、視線を感じる……。

ざわざわと周りがざわめいた。

まあ、無理もない……。

みんなが気にしているのは、わたしの見た目の珍しさ。

わたしの肌と髪の毛は……白色だった。

目も白なんだけど……流れている血が、白だと透き通ってしまう。

わたしの目の色は、赤色だった。

そういう人がたまにいるらしい。