私たちはとてつもなく急ぎながら、廊下をかけた。
✦゜
.゜
「せ、生徒会長さんっ......今日は、どうもありがとうございましたっ」
「え? あ、今日の白猫ちゃん」
「......白猫?」
首をかしげる。
目の前には生徒会長さん。
白猫......とは、いったいどういう意味でしょうか?
「白い肌に、白い髪に、赤い目だったから。白猫、というか雪ウサギというか」
「あ、そうなんですね......?」
「うん。てか生徒会長とか硬すぎるって。名前でいいよ」
「裏信先輩」
「うーん、堅苦しい」
「天先輩」
「......まあ、ぎりぎりオッケー」