私たちはとてつもなく急ぎながら、廊下をかけた。


 
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「せ、生徒会長さんっ......今日は、どうもありがとうございましたっ」

「え? あ、今日の白猫ちゃん」

「......白猫?」



首をかしげる。


目の前には生徒会長さん。

白猫......とは、いったいどういう意味でしょうか?



「白い肌に、白い髪に、赤い目だったから。白猫、というか雪ウサギというか」

「あ、そうなんですね......?」

「うん。てか生徒会長とか硬すぎるって。名前でいいよ」

「裏信先輩」

「うーん、堅苦しい」

「天先輩」

「......まあ、ぎりぎりオッケー」