恋愛はもうしないと決めたのに、次期社長にアプローチされて困ってます!

最初は我慢していた五月だったが、だんだん不満が溜まっていき、それを光輝にぶつけたことがあった。だが、光輝は悪びれることもなくこう言ったのだ。

「普通は彼氏に従うもんだろ?それが嫌なんだったら別れる?」

「わ、別れるのは嫌だよ……」

「なら俺に黙ってついて来いよ」

自分の意見を聞いてもらえないとわかっていても、五月はまだ光輝に対して「好き」という感情があった。そのため、彼の言うことを聞いて彼が望む彼女でいようと努力した。

光輝が「ミニスカートが好き」と言えばミニスカートを履き、「痩せている子が好き」と言えばダイエットをし、光輝の言うことに否定せず、彼が他の女の子と自分の目の前でデートの約束をしても文句は言わなかった。言えば振られてしまうと思うと怖かったのだ。

そして二人は大学生になり、同棲をすることになった。光輝が「一緒に暮らしたい」と言ったためだ。だが、その頃から光輝の態度はさらに大きくなっていた。