恋愛はもうしないと決めたのに、次期社長にアプローチされて困ってます!

だが、光輝は制服を常に着崩しており、一年生の終わり頃には髪を金髪に染めて派手なピアスまでつけるようになっていた。先生にどれだけ注意をされても、彼は直すことがなかった。

五月は人見知りというわけではないものの、誰とでも打ち解けられるような特別明るい性格でもなく、勉強ができることだけが取り柄だった。

反対に光輝は明るく誰にでも話しかけ、勉強は苦手だったものの運動はとても得意で、所属していたバスケットボール部で活躍をしていた。

人は自分にないものを持っている人を羨ましいと思ってしまう。五月も、正反対の光輝を自然と見るようになり、それがいつしか恋へと変わっていった。

「あんな派手な人、別世界の人間だよ!」

「そうそう。五月ちゃんにはもっと違う人の方がお似合いだって〜」

恋バナをしている時、五月が光輝の話をすると友達はみんな困ったような顔をして五月を止めようとした。だが、止められれば止められるほど、想いは大きくなっていく。