「早く好きになってくれると嬉しいんだけど」
「そ、それとこれとは話が別です!」
耳に総悟の唇が触れてしまうのでは、と思い五月は慌てて総悟から顔を離す。その顔は真っ赤に染まっている。
だが、どれだけ胸が高鳴ろうとその想いに頷いてはいけない。そう心の中で思いながら五月はケーキを口に入れる。だが、気持ちは総悟の顔を見るたびにグラグラと揺れてしまうのだ。
(どうしよう……。せっかく決意したのに……)
五月はモヤモヤした気持ちを抱えながら、紅茶を一口飲んだ。
総悟と映画を観に行ってから数日後、五月は総悟と共に社長に呼び出されていた。
「コラボ商品……ですか?」
総悟が言うと、社長は「そうだ」と嬉しそうな顔をして頷く。株式会社Koikawaと別の会社が協力してコラボ商品を作ろうという話が持ち上がり、その担当に五月と総悟が選ばれたのだ。
「うちの会社は女性向けの商品を扱っていて、先方の会社は男性向けの商品を扱っている。協力すれば男女関係なく使える商品が生まれるのではないかと思って、話を引き受けた」
「そ、それとこれとは話が別です!」
耳に総悟の唇が触れてしまうのでは、と思い五月は慌てて総悟から顔を離す。その顔は真っ赤に染まっている。
だが、どれだけ胸が高鳴ろうとその想いに頷いてはいけない。そう心の中で思いながら五月はケーキを口に入れる。だが、気持ちは総悟の顔を見るたびにグラグラと揺れてしまうのだ。
(どうしよう……。せっかく決意したのに……)
五月はモヤモヤした気持ちを抱えながら、紅茶を一口飲んだ。
総悟と映画を観に行ってから数日後、五月は総悟と共に社長に呼び出されていた。
「コラボ商品……ですか?」
総悟が言うと、社長は「そうだ」と嬉しそうな顔をして頷く。株式会社Koikawaと別の会社が協力してコラボ商品を作ろうという話が持ち上がり、その担当に五月と総悟が選ばれたのだ。
「うちの会社は女性向けの商品を扱っていて、先方の会社は男性向けの商品を扱っている。協力すれば男女関係なく使える商品が生まれるのではないかと思って、話を引き受けた」


