最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

 さっきと同じ言葉を言って、再び申し訳なさそうにしている新さん。

 ……だけど、私に嫉妬の意味は分からなかった。

 Zenithや生徒会に、嫉妬……?

 玩具を取られた感覚と同じなのかも……と最初は考えていたけど、今はそんなシチュエーションじゃない。

 だって何より……新さんの視線が、いつもより熱っぽいものだから。

 愛おしいものを見つめるような視線をしていて、一瞬息を呑んでしまう。

 それでもたじろぐわけにはいかなくて、気にしないように言葉を続けた。

「あの、私は気にしてないので大丈夫ですよっ。」

 わざとらしく声を張り上げ、動揺を悟られないように乾いた笑みを取り繕う。

 そんな話題で新さんの意識が逸れると思ったのに……効果は全くなかった。

 それどころかさっきよりも熱っぽさが増していて、私の頬に手を添えた新さん。

 その行動に驚いて、動きが完全にフリーズしてしまう。

 様子も雰囲気も、何もかもがいつもの新さんじゃない。

「嫉妬したって意味、分かるか?」