最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

 思い切ってそう尋ねて、新さんにぐっと近づく。

 そのせいなのか、新さんは一瞬たじろぐような素振りを見せた。

 でもその後すぐに無表情……というか、真剣な表情へと戻した。

 ……新さん、今日はいつもと違う。

 さっきから気付いていた事なのに、立ち止まって見るともっとそう思ってしまう。

 いつもはもっと微笑んでくれて、何気ない話でも楽しんでくれるのに……。

 そう考えると悲しくなってきて、無意識に視線を下げた。

「……悪かった、勝手な事して。」

「え……?」

 だけど、ネガティブ思考になりかけた私にそんな言葉が聞こえる。

 どうして、新さんが謝ってるの……?

「あの、何で新さんが謝って……。」

 むしろ謝るのは私のほうだと思う。

 新さんがこうなった原因は分からないけど、私が何かした可能性がある。

 だからきっと、新さんが謝ることじゃない……。

 慌ててそう言うと、新さんは申し訳なさそうに眉の端を下げた。

「いくら生徒会が休みになったとはいえ、こんな強制的にここまで連れてきてしまって悪かった。神菜の気持ちも考えずに。」