最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

 あれ……この反応って……。

 でも私の言葉を聞いた途端、理事長の声色が一オクターブ低くなった気がした。

《あの放送は、私がしたものじゃないよ。》

「ど、どういうことですかっ!?」

 そんなことを理事長からあっさりと告げられ、思わず目を瞠ってしまう。

 さっきの放送は間違いなく理事長の声だった。

 それが理事長がした放送じゃないって言えば、一体どういう事……?

《私もさっき驚いたよ。何せ、自分の声がスピーカーから流れてるものだからね。》

「じゃあ……さっきのあの放送は……?」

《分からない。私はそうとしか言えないよ。》

 理事長は低い声のまま私にそう言い、息を大きく吐いた。

 何かを考えこんでいるかのように……何かを、勘づいているかのように。

 ……理事長も最近、分からないことだらけ。

 今みたいに曖昧な反応を見せるし、瞳に怯えの色があったのも……理由が分からない。

《巻き込んでしまって悪かったね。放送の事は私のほうで調べておくから気にしないでもらって良い。……そろそろ失礼するよ。》