最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

「だって神々は面倒だし、小鳥遊とは馬が合わないし。君と同じ立場の夜目君も観心君も意外と中身は厄介でさ。消去法で君が一番、無害だと思ったの。」

 まぁ……確かに新さんが面倒なのも、翔葉さんと気が合わないって言うのも分かる。

 俺だって憧れてはいるけど、容易に近づいても良いかと言われればそうでもない。

 だが……納得いかない部分だってある。

「新さんたちは分かるけど……和向たちと俺の何が違うって言うんだよ。」

 俺が無害だって言われるのが、納得いかない。

 率直な疑問に仁宇屋はというと……一瞬だけきょとんとした。

 だけどすぐに裏がありそうな笑顔に戻り、俺の心をえぐる言葉を突く。

「違うも何も……君とあの子たちじゃ、心の強さが違うよ。君はすぐに逃げてくる、弱い心を持ってる。」

「何でその事、お前が知ってんだよ……っ。」

 正確な言葉で突かれた図星に、ムキになりながら反論する。

 どうしてこいつが、俺のそんな事を知ってんだよ……っ。

 そんな事を思い、キッと仁宇屋を鋭い眼光で睨みつける。