それと新さんが出席した事に、何の関係があるの……?

 訳が分からなくなって、心の中にある疑問が大きく渦巻くのを感じる。

 ほ、本当にどういう事なの……?

 新さんの言いたい事も分からないし、私がいるからって……。

「ど、どういう事なんですかっ……?」

 私は思わず、そんな催促するような疑問を投げてしまう。

 ……はっ、私、また困らせるような事、しちゃった……。

 言った後に気付くのは遅いけど、今更言葉はなかったことにできない。

 せめて訂正だけでもしようと、再度口を開く。

 だけどさっきみたいに、私の言葉は言わせてはもらえなかった。

「神菜と楽しめるんだったら、つまらない球技大会に出ても良いかって思ったんだ。それと……お前のことが心配だったからってのも、ある。」

「私ですか……?」

 心配って、一体何の心配なんだろう……?

 新さんの言葉の真理が分からず、私の中に疑問が生まれて出てきてしまう。

 自分を指さしながらそう尋ねると、新さんは「そうだ。」と言わんばかりに首を縦に振った。