最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

 一瞬だけ言っても良いのか躊躇ってしまったけど、意を決して口を開いた。

「私、新さんにぎゅってしてもらうのが好きで……今、抱きしめてくださいっ……!」

 さっき新さんが「甘えろ。」って言ったから、甘えたいと思った。

 とんでもないお願いをしている自覚はあるけど、新さんにぎゅってしてほしい。

 もちろん、新さんが嫌なら大人しくしてるけど……。

「ん。これでどうだ。」

 新さんはそう言いながら、私のことをすっぽりと包んでくれた。

 温かい新さんの体温に触れ、無意識に頬が緩んでしまう。

「やっぱり新さんに抱きしめてもらうと、凄く安心します……。」

 普段ならこんな大胆な事、お願いしないけど今日はどうしてもしてほしかった。

 風邪のマジックかもしれないなぁ……。

 だけどすぐにはっと我に返り、慌てて新さんから離れた。

「あ、新さん、ごめんなさい……!私、風邪ひいてるのに抱きしめてもらってしまって……。」

 今私は風邪をひいているんだから、こんなに近付いたら新さんに移っちゃうっ……!