最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

 そう、だよね……。

 新さんの言う通り、万が一の事を私は全く考えていなかった。

 今だって、新さんがいなかったらどうなっていたか分からない。

 自分に甘すぎるんだ、私は……。

「ご、ごめんなさいっ……。」

 新さんに怒られるかと思って、怯えながら謝罪の言葉を口にする。

 怒られる怖さ、痛めつけられる怖さはよく知っているから、もう経験したくない。

 ぎゅっとお椀を握り、瞳を思いっきり閉じる。

 ごめんなさい、わがままで……。

 心の中でも謝り、下を向いて俯く。

「……悪い、強く言いすぎた。謝ってほしいわけじゃないんだ。」

 その瞬間、新さんのそんな言葉が聞こえてきた。

 新さんが謝っている事実がおかしくて、慌てて瞼を開ける。

 それと同時に視界に飛び込んできた新さんの表情は……これでもかってくらい、泣きそうな顔だった。

 眉の端を思いっきり下げていて、まるで自分を責めているようにも見える。

「あ、新さんっ……!?」

 どうしてそんな表情を浮かべているのか理由が分からず、驚きの声を出してしまった。