最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

 新さんが隣にいるっていう事実があるからか、心に余裕ができた気がする。

 風邪の時ってどうして、こんなに心細くなっちゃうんだろう……。

 いつも一人で暮らしているから、こういう時の反動が凄い。

 ……っ。

 そう考えた時、突然来た頭の痛みに顔を歪めてしまう。

 さっき無理に動いたから、今痛みが顕著になっているんだと思う。

 新さんはそんな私の様子に気付いたのか、痛みを取ってくれるように頭を撫でてくれた。

 そのおかげで痛みは薄くなり、体のだるさも減った気がする。

 もしかして……新さん、能力使ってくれたのかな……?

 確証はないけど、さっきより格段に良くなっているからきっとそうなんじゃないかな。

 だけど新さんの手が離れた途端、よく分からない感情に苛まれる。

 もう少し、頭撫でてほしかった……。

 そんな幼稚な事を考えてしまい、はっと我に返って恥ずかしくなる。

 い、いくら寂しいって言えど、そんな事言えるはずがないっ……。

 新さんの手の温もりを知っているからなのか、風邪のせいで考えてしまうのかは分からない。