最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

「今日はここで寝ろ。おやすみ。」

「あ、新さんはどこで寝るんですかっ……?」

 唐突にそんな事を言われ、驚いて大きな声でそう尋ねる。

 これは新さんのベッドで、私が眠っていい場所じゃない。

 ここで眠るのは、流石に申し訳なさすぎる……。

 新さんだって球技大会で疲れてるだろうし、私がここにいても邪魔。

 だったらちゃんと家に帰って、新さんにはゆっくり休んでもらったほうが良い。

 そう考えて、私は慌てて起き上がろうと体を起こす。

 だけど新さんの大きな手に制止され、また寝かされてしまった。

 布団を私の首元まで被せてくれ、頬を優しく撫でてくれる。

 まるで、ここで寝てほしいとでも言うように。

 そのおかげでもっと申し訳なさが募ってきて、顔を見られないように布団を握る。

 それを同時に、新さんが優しい声色でこう教えてくれた。

「俺は向こうの部屋で寝るから心配しなくていい。今日はここでゆっくり休め。」

 落ち着かせてくれる声色に、思わず押し黙ってしまう。

 私のことを思って言ってくれているんだと思うけど、そんなの新さんに顔向けできない。