最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

 頬を緩めて新さんに笑顔を向ける。

 こんなに幸せを貰っても、良いのかな……。

 私は新さんの友達で、彼女でもなければ大事な人でもない。

 なのに……新さんはどうしてここまでしてくれるの?

 いつもいつも頭の中に浮かんできて、私のことを悩ませるもの。

 本当は今すぐにでも尋ねたいけど、急に体の力が抜ける感じがした。

 ……わっ、力が……。

 前のめりになったから、ベッドから転げ落ちてしまうことを想定して体を強張らせる。

 だけど新さんに抱き留めてもらい、温かい腕の中にすっぽりと収まってしまった。

「無理をするな。今日はもう安静にしておけ、な?」

 子供に言い聞かせるようにして、そう口にした新さん。

 ち、力が上手く入らない……。

 新さんから急いで離れようとするも、風邪のせいで体が思うように動かせない。

 だから私はこれ以上新さんに迷惑をかけないよう、こくりと首を縦に動かした。

 新さんはそのまま私をベッドに寝かせてくれ、癖になのかいつものようにふわりと頭を撫でてくれる。