最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

「こんな可愛いの、私が着ても良いの……?」

 と、頭の中に更にはてなマークが増え、混乱していた。

 だけど私の為って言われたことが妙に嬉しくて、気付いたらパジャマを手に取っていた。

 変装も外しておこうかな……。

 そう思い、変装セットをベッドサイドテーブルに置いて、代わりにパジャマに腕を通す。

 上質で軽い生地が使われている事がすぐに分かって、さっきよりも一層身を縮こまらせる。

 でも、新さんがせっかく用意してくれたんだし……着ないと失礼、かも。

 私は半ば自分に言い聞かせるように心の中で呟いてから、恐縮しながらパジャマに着替え終えた。

 体操服を変装セットと一緒に置いておいて、ベッドにぽすっと座り込む。

 こうやって新さんに助けてもらうの、何度目かな……。

 いつも助けてもらっているから、その数なんて数えられない。

 不意にそう考えてしまって、ぼんやりとしながらベッドの上で体育座りをする。

 私は新さんに助けてもらってばっかりで、いつも頼りっぱなしだ。