最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

 ぼんやりと考えながら、生徒会室から出ようと創さんに背を向ける。

「え……?」

 ……だけど、創さんに腕を強い力で掴まれてしまった。

 そのせいで身動きが取れなくなって、創さんに問いかける。

「そ、創さん?これじゃあ帰れな――」

「昇降口まで送らせてください。僕のせいで神菜さんを付き合わせることになったので。」

 最後まで言葉を言わせてもらえなかったけど、聞きたかったことを創さんは教えてくれた。

 だ、だけど……。

「創さんが帰るの遅くなっちゃいますよ?」

 ただでさえ疲れているはずなのに、こんなところで創さんの労力を使わせたくない。

 方向音痴でもないから、昇降口まで向かえるのにな……。

 でも創さんは一歩も引かずに、懇願するような眼差しを向けてきている。

「お願いします。神菜さんの身に何かあれば、危険なので。」

 真剣にそう言われてしまい、何も言えなくなる。

 創さんって、意外と心配性なのかな……?

 ここまで言ってくれるって事は、きっとそういう事なんだと思う。