最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

「ごめん栞。俺のせいで帰るの遅らせちゃって……。」

 俺でも流石に申し訳なさを感じ、しゅんと肩を落とす。

 栞は女の子なんだから、早く帰らせてあげなきゃなのに……何やってるんだろ、俺。

 だけど……落ち込んで気持ちが沈みそうになりかけたその時、栞はこう口にした。

「いえっ!私は全然大丈夫ですっ!それよりうなされてましたけど、世妖さんこそ大丈夫ですか?」

「……う、うん。大丈夫。」

 笑顔でそんな事を言い放った栞に、しばらくの間呆気に取られてしまった。

 自分の事より他人の事を優先するなんて……心が優しいのか、お人好しなのか。

 だけど天は、栞のことを重度のお人好しだと言っていた。

 だから、お人好しで一応は間違ってはいないはず……。

 未だはっきりしていない頭で考えて、こくんと頷く。

 でも……俺こそ大丈夫かって、どういう事?

 それってまるで、俺が大丈夫じゃないみたいな言い方。

「うなされてたって……どういう風に?」

 さっき栞が言ってた言葉を言い、再び尋ねてみる。