最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

「んん……ふわぁ……。」

 俺、どれくらい寝てたんだっけ……。

 寝起きのぼんやりした頭で、ぼうっと考える。

 体を起こそうとした時、栞の声が頭上から聞こえた。

「あっ、世妖さんおはようございますっ。」

「おはよう……。」

 寝起きだから、まだ体が重たい感覚が残っている。

 だけど流石に起きないと、もう帰る時間になってるだろうな……。

「栞、今何時……?」

「今ですか?えっと……もうそろそろ七時になりますっ!」

 ……マジか。もうそんなに時間経ってたなんて。

 七時になるってことは、もう帰る時間をとっくに過ぎている。

 六時半にいつも帰っているから、俺も早く帰らなくちゃ……。

 そう思って、ぐいっと体を起こして帰ろうとする。

 でもその途端、また眠たくなる衝動に駆られた。

「何で今日、こんなに眠たいんだろ……。」

 思った事をなんとなく口にして、うーんと考え込んでみる。

 ……何でだろ、いつもはこんなに眠たくならないのに。

 ここ最近、眠たくなって寝落ちしてしまう頻度が劇的に増えている。