でも、私には要らない。
いずれ壊してしまう幸せなら、魔力なんて捨てたかった。
普通の人間として生きられたら、どんなに良かったのか。
だけどそんなないものねだりしても、現実になることはない。
その時、プルルルっという音が辺りに鳴り響いた。
あ……政府から……。
私は慌てて自分の部屋に戻って、スマホを耳に当てた。
「はい、元宮神菜です。」
政府からのものだと分かった瞬間、私の声色は一気に変わった。
政府には感謝してるけど、私には自由をくれないからあまり好きじゃない。
……なんて、わがままだって分かってるけど。
でもそう身構えた私に聞こえてきた声は、政府でも一番大好きな人だった。
《神菜ちゃん、久しぶりねっ!》
「鈴香さん……!お久しぶりですっ……!」
通話越しに聞こえてきた声の主は、私担当のカウンセリングの先生の鈴香さんだった。
一時期精神が安定しない時期があって、鈴香さんに助けてもらっていた。
私のお姉ちゃんみたいな人で、政府の中で一番頼りになる存在。
いずれ壊してしまう幸せなら、魔力なんて捨てたかった。
普通の人間として生きられたら、どんなに良かったのか。
だけどそんなないものねだりしても、現実になることはない。
その時、プルルルっという音が辺りに鳴り響いた。
あ……政府から……。
私は慌てて自分の部屋に戻って、スマホを耳に当てた。
「はい、元宮神菜です。」
政府からのものだと分かった瞬間、私の声色は一気に変わった。
政府には感謝してるけど、私には自由をくれないからあまり好きじゃない。
……なんて、わがままだって分かってるけど。
でもそう身構えた私に聞こえてきた声は、政府でも一番大好きな人だった。
《神菜ちゃん、久しぶりねっ!》
「鈴香さん……!お久しぶりですっ……!」
通話越しに聞こえてきた声の主は、私担当のカウンセリングの先生の鈴香さんだった。
一時期精神が安定しない時期があって、鈴香さんに助けてもらっていた。
私のお姉ちゃんみたいな人で、政府の中で一番頼りになる存在。

