最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

《元宮神菜殿

 今現在、月魔城学園で体調不良者が続出しているらしい。

 その原因は不明だが、理事長殿によると魔力が関係しているそうだ。

 至急、騒動を抑えよ。

 政府》

 ……急がなくちゃ。

 この文面を見た私は、一瞬にしてそんな思考に切り替わった。

 政府がこうやって指令を出してくるって事は、相当酷い事になっているからだろう。

 こうなったのは、私の落ち度だ……っ。

「新さん、今から学校に戻りま……っ、離してくださっ……」

「今日はもう休むんだ。そんな状態で学園に向かえばまた倒れる。」

 学校に戻ろうと踵を返した私に、優しいけど強い口調で言ってくる新さん。

 確かに、新さんの言う通り……魔力が今は不足している。

 ……それでも今は、学校に向かわないと。指令に従わないと。

「私にはやるべき事がっ……」

「学園のほうで何やら起こっているんだろ?俺が何とかするから、お前は休め。」

「でもっ……!」

 新さんはそう言って、私を意地でも家に帰らせようとしている。