最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

 きっと新さんも、面倒な奴だって思っただろうな。

 完全に疲れ切っているのか、私はもう半ば諦めモードでその場から離れようとした。

 これ以上新さんといても、また変な事口走っちゃいそうだし。

「新さん、また明日――」

「ダメだ。勝手に帰るな。」

 挨拶をして帰ろうと一人で帰ろうとしたのに、新さんに腕を掴まれ阻止されてしまった。

 こ、こうなっちゃうよね……分かってたけど……。

 新さんのことだから、一人では帰らせてくれないだろうなと分かっていたけど……過保護だなぁとつくづく思ってしまう。

 だけど新さんに大事に思われてるって感じられるから、嫌じゃない。

 むしろ、もっと――。

「っ!?」

 そう考えた時、前触れもなくスマホがバイブレーションしだした。

 な、何っ……!?

 新さんも不思議そうに眉をひそめていて、私の腕を一旦解放してくれた。

 慌ててスマホを手に取り、ロックを解除して中を確認する。

「……え?」

 これって、まさか……。

 それと同時に、一気に体の力が抜ける感覚に陥ってしまった。